■ ID | 362 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 産業廃水の生物学的窒素除去におけるN2O発生量のインベントリー精緻化 |
■ 著者 | 三上真樹生
早稲田大学理工学部 常田聡 早稲田大学理工学部 平田彰 早稲田大学理工学部 木持謙 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第37回日本水環境学会年会、平成15年3月6日 |
■ 抄録・要旨 | 硝酸やアンモニア態窒素を高濃度に含有する貴金属回収工程廃水からの窒素除去プロセスを対象とし、塩濃度が硝化工程および脱窒工程時のN2O発生特性に及ぼす影響を評価・解析した。
その結果、塩濃度を1.0%から1.6%に増大した場合、窒素除去率は90%以上と良好な値を維持したが、N2O転換率は若干の増加傾向が見られた。塩濃度を1.6%から3.0%に増大した場合、嫌気槽内でのNOx-N、TOCが急激な蓄積、好気槽内でのNH4-Nの蓄積が観察され、硝化能・脱窒能ともに急激に悪化した。産業廃水の生物学的窒素除去においてN2O発生を抑制するためには、塩濃度を約3%以下に保ち、かつ塩濃度の変動を押さえる必要があると考えられた。 |
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